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週間 NFTニュース #4 2021/03/01

NFTは盛り上がってきていますのでその空気を感じていただけると著者としても嬉しい限りです。こちらのツイッターアカウントで、リアルタイムで情報発信しています。よろしければフォローください。

このニュースは、特定のNFTの購入を勧めません。紹介されたプロジェクトの安全性を補償するものではありませんことご了承の上ご購読ください。

スキャムとわかるものは取り上げないようにしていきますが、プロジェクトの成功の可否や運営の失敗交代、スキャム化などは時間によって変動するものです。最後のアクションを取られる時は、その時点で再度調べていただき無理のない範囲での活動をおすすめします。

Beepleの作品がセカンドマーケットにて6億円で売買される

去年末に7000万円で落札された作品が$6.6M(6.6億円超)で落札されました。転売者は5億円以上の利益を得たはずです。2次販売では5%のフィーが初期販売者に入ってきますので、このディールでBeepleは 3000万円以上の追加収入を手にしたことになります。

多くのクリプトアートマーケットは、仕組みとして2次販売においてもアーティストに売り上げのフィーの一部が入る仕組みを整えている。クリプトを活用しているからできる仕組みである。

クリスティーズ: Beepleの作品に開始10分で1億円を超える入札

クリスティーズに出品されたデジタルアートの大物Beepleの作品は10分で$1M(1億円超)の入札が入った。また、この原稿執筆時の土曜日の夜現在の価格は$3M(3億円超)となっており、まだ12日の日数を残しているオークションの行方が楽しみである。

一つ前のニュースで紹介したように他の作品が先週6億円で転売が行われている。この金額は参照されているはずであり、$3Mで終わるはずもないだろう。

MarketPlace: Beepleの$1ドロップイベントでサーバーがダウン

https://rare.makersplace.com/2021/02/27/instructions-makersplace-x-beeple-drop/

クリスティーズのオークションを記念してBeepleの作品を$1で買えるドロップイベントに想定外のアクセスが殺到し、サーバーがダウンし最終的に105人のウイナーを決めることができませんでした。

ドロップに参加した登録が終了しているアカウントからランダムにウイナーを選ぶことになりました。

3LAUの新アルバムがNFT市場最高額で落札される

https://nft.3lau.com/

https://twitter.com/OriginProtocol/status/1365916413421060096

3LAU(ブラウ)の新作アルバムのオークションがおこなわた。上位33人の高額の入札者に順番に豪華なセットが販売される方式。最高入札者は、1曲のNFTとしてトークン化された新しいシングルで3LAUとコラボレーションできる。

最終的に1位 $3.66M(3.8億円強) 33位 $66k(700万円強)の入札となった。総額で$11.6M(12億円)近い金額であり破格の金額である

NFTの販売金額として$3.66Mは、史上最高額となり歴史が塗り替えられた瞬間でもあった。

オークションサイトは Origin Protocolが開発した Dshopを使用して作成された。今回のケースではオークションサイトの手数料さえもかかっていないことになる。

今後のアーティストの音楽からの収入を得る方法として、3LAUは新しい形を示したことになる。今回の事件は音楽ビジネスとしても歴史的な事象という意見が多くみられた。

ストリートファイターのNFTが24時間で300万ドルの流通を記録

https://dappradar.com/blog/street-fighter-digital-collectibles-raise-3-million-in-24-hrs-on-wax

ストリートファイターのNFTが $2M(2億円強)の売り上げと、マーケットでの$1M(1億円強)の流通を記録した。ストリートファイターの開発元 カプコンのコンテンツでの展開も期待される

WAXはNFTを扱うことを、主眼に開発、運用されているブロックチェーンである。

sorareが 50億円規模の投資を獲得

https://medium.com/sorare/sorare-raises-50m-series-a-to-transform-football-fandom-7f3961d72d2c

sorareはNFTを活用したサッカー選手のコレクタブル&ゲームです。実際のリーグの結果が、ゲームのスコアに反映されるという実際とゲームをつなぐユニークなシステムを採用して、人気を博しています。

今回得た投資で下記のことを実現するとを言及している

  1. 世界クラスのチームの採用を加速する
  2. 世界のトップ20のサッカーリーグに参加
  3. モバイルアプリケーションを起動する

sorareは現在12人のチームで運営されていることで、この人数で、完成度の高いゲームを運営しています。これからの活躍にも期待が持てます。

先週のニュースでDapper Labが250億円の資金調達をしたことを取り上げました。NFT分野への活発な投資の様子が伺えます

sorareはこちらから

F1 Delta Timeが Polygonのチェーンへの移行を表明

ETHの高騰するガス問題への対応を行うブロックチェーンゲームが多くあります。Animoca Brandsが運営する大型コンテンツのF1 Delta TimeがPolygonへ移動することを表明しました。

PolygonはETH互換のため、すでにETHで構築されているゲームの移行が至極簡単ということで人気の逃げ先になっています。また、OpenSeaなどのサードパーティ要素もPolygon対応を表明しておりL1に近い環境が得られる可能性が高いと感じています。

大型タイトルのNON ETHチェーン対応は下記のようになります。Polygon, FLOWがマルチタイトル対応で環境が整っていきそうです。

一方、最大の取引量を誇るゲームの Axieは、現時点では独自のL2チェーンを使用しています。God Unchainedも自社で用意する ImmutableX上で展開していきます。Immutable Xは ZK-rollupを備えたL2ソリューションであり、L2としては最新の方式であることは興味深い。また、このチェーンは他社への提供も視野にいれているようです

Polygon  マイクリプトサーガ F1 Delta Time

FLOW NBA Top Shot MotoGP CryptoKitties

Immutable X God Unchained

Ronin Axie

Animoca brandsがFlowチェーンにて MotoGPのゲームを発表

https://www.animocabrands.com/bring-motogp-ignition-to-flow

F1 Delta Timeを運営するAnimoca Brandから MotoGP™Ignitionを FLOW上で展開することが発表された。レース系ゲームの次の展開として期待が高まる。

FLOW上で展開するのはF1 Delta TimeのMaticの移行とは別の選択であり、Ammonicaとして一つのNon ETHソリューションに頼らない姿勢を感じます。

F1 Delta Timeも人気がありました。またFlowはNBA Top Shotでうまくファンの心をつかんでいます。NFTの市場の伸びもあり、MotoGPが人気化する可能性は高い。

最初のMotoGP ™ のセールは2021年3月26日に始まります。MotoGP  Ignitionに関するセールやその他のアップデートに関するニュースを受け取るには、https://motogp-ignition.com/ でサインアップをおこなっておきましょう

OpneSeaがFlowブロックチェーン対応を表明

https://cointelegraph.com/press-releases/flow-nfts-are-coming-to-opensea

OpenSeaはFlowブロックチェーン対応することを表明。スタート時期については表明されていません。NBA TopShotなどのFlowの有力コンテンツの取引が可能なる予定

OpenSeaはMaticへの対応を開始しており、FLOWのサポートでマルチチェーンへのサポート強化を推進している。

FLOW陣営以外で運営される、マーケットは開かれたブロックチェーンとして一歩進むこととなる。

BSC(Binance Smart Chain)に人気NFTコレクタブルのコピーが続々登場

bashmasks.com/home

Bunks

人気のNFTコレクタブルの CryptoPunksとHaskMasksの、アートを利用したコピー作品が、BSC(バイナンススマートチェーン)上のアプリとして登場しました。HashMasksにおいてはWebサイトも類似、販売方法も類似の方法を採用している。

リリースの瞬間は多少の騒ぎになりましたが、その後私の見える範囲ではあまり話題にも上がらなくなっています。また、ETH場でオリジナルを展開している運営からも強いアクションがとられているようにはみえません。

興味深いことにHaskmasksのコピープロジェクトのサイトにはマーケット機能が追加されているのですが、現在並んでいるのは CryptoPunksのコピーBinance Punksであるところに少々の風刺を感じてしまう。

Hashmasksがデジタルプリント対応を発表

https://discord.gg/uEWrrmU2

Hashmasks運営がDiscordで下記の公式発表を行った

“Digital Prints”

The last month of the Hashmask project has gone by so quickly and at the same time so much has happened. As the project continues to grow its community via our grants program and tribes competition we thought it was time to share very exciting plans to enable Hashmask owners to mint official “prints” of their original Hashmasks.

Each Hashmask owner will have the option to issue official digital “prints” for sale to the market. This option should be helpful for others who may decide to purchase “unofficial” copies of Hashmasks. This will also be one of many paths for Hashmasks owners to generate revenue from ownership of their Hashmask without selling the original. Secondary sales of the digital prints will give a percentage of the sale to the current owner of the original mask.

Delivery of this capability is being supported by the Hashmask team and we have decided to share this information as soon as it was discussed and decided so existing owners know what is coming in the future. More details will be forthcoming as they are confirmed.

ハッシュマスクプロジェクトの最後の1ヶ月があっという間に過ぎ、同時に多くのことが起こりました。このプロジェクトが助成金プログラムや部族対抗戦を通じてコミュニティを拡大し続けている中で、ハッシュマスクのオーナーがオリジナルのハッシュマスクを公式にプリントできるようにする、とてもエキサイティングな計画を発表する時が来たと考えました。

各ハッシュマスクの所有者は、公式のデジタルプリントを発行して市場に販売することができるようになります。このオプションは、ハッシュマスクの「非公式」コピーを購入することを決めた他の人にも役立つはずです。また、これはハッシュマスクの所有者が、オリジナルを売らずにハッシュマスクの所有権から収入を得るための多くの方法の1つにもなります。デジタルプリントの二次販売では、オリジナルマスクの現在の所有者に売上の一部が還元されます。

この機能の提供はハッシュマスクチームによってサポートされており、既存の所有者が将来的に何が起こるかを知ることができるように、議論が行われ決定し次第、この情報を共有することにしました。詳細は確定次第お知らせします。


所有者はHashmasksのNFTを手放すことなく、あらたな収入を得ることができる。公式の運営がサポートしているデジタルプリントの方式は明らかにされていないが、OpenSeaなどの取引所では偽物との区別がつきやすい方法が取られると思われコピーと偽物の区別が付く方法が採用されることが想定される。

入手困難だった高額なHashmasksのコピーをコレクターとしして得られるチャンスが出てきたことになる。私はHashmasksで動物園を作りたいと思っていたのですが、とてもじゃないけど高くて買い集められなかったのですが、デジタルプリントであればもしかしたら、収集できる可能性もでてきました。

下記のようにHashmasksのマスクはカテゴリーわけがありちゃんと書き分けがされている。

今回のデジタルプリントと原盤を分けるアイディアは音楽のNFT EuraBeatsなどで行われているが規模は小さい。

大きなコミュニティーを持つHashmasksでのデジタルプリントがどう活用されていくのか、価値の向上や棄損への影響はどうなるだろう。大きく注目すべきNFTの事象である。

さいごに

今週はゲーム関連の話が多かったように思う。NFT関連はアートとゲームの2大コンテンツが主流ではある。今回取り上げなかったが、音楽関係のNFTプラットフォームも出てきており、さらなる広がりを期待している。

今晩も NFT NIGHTおこないます。ぜひ遊びにきてください。お話したい方も大歓迎です。

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