NFTは盛り上がってきていますのでその空気感を感じていただけると著者としても嬉しい限りです。こちらのツイッターアカウントで、リアルタイムで情報発信しています。よろしければフォローください。
このニュースは、特定のNFTの購入を勧めません。紹介されたプロジェクトの安全性を補償するものではありませんことご了承の上ご購読ください。
スキャムとわかるものは取り上げないようにしていきますが、プロジェクトの成功の可否や運営の失敗交代、スキャム化などは時間によって変動するものです。最後のアクションを取られる時は、その時点で再度調べていただき無理のない範囲での活動をおすすめします。
Axieの土地がおよそ1.6億円の価格で購入される
Axieの誕生は古くNFTの誕生からあまり時間の経っていない時期に発表されたゲームである。今回はそのクリプトゲームで用意された土地の一等地を個人所有者(DANNY)が個人(Flying Falcon)に販売した。その額がなんと1.6億円だったというニュースである。
今回の件については本人がTwitterで語っています。Flying Falconさんのツイートでみえるように、彼らの売買した土地は真ん中の赤い部分の周りに存在するGenesisと呼ばれる最上級の土地となります。
1) Why I spent $1.5 million on digital land in the @AxieInfinity metaverse pic.twitter.com/GanX0u0yOe
— Flying Falcon (@Its_Falcon_Time) February 8, 2021
こちらは売主のTweetです。
https://twitter.com/seedphrase/status/1358918272767324160
日本でもマイクリプトヒーローズが500ETHで国ごと販売したことがありました。その当時の金額で500万円ほどだったのですが、B2Cの取引となります。
今回のAxieの土地取引は個人間でおこなわれたことに大きな変化を感じます。お二人はNFT系の鯨であり我々が手を出せない桁の取引です。きっと勝算があっての活動だと思います。転売市場が成立することは喜ばしいことです。
Polygon(旧Matic)との協業の発表が複数
Polygon(旧Matic)はイーサリアムのL2ソリューションを提供するプロジェクトです。昨今のガス代の高騰によって、低額のアイテムの売買に大きな支障がでています。その結果、NFTを扱う多くのプロジェクトが、その解決策の一つとしてMaticのチェーンを使うことを決め、先週は多くの発表がみられました。
- Cryptovoxles (メタバース系)https://twitter.com/cryptovoxels/status/1358906323107078145
- OpenSea(販売所)
https://matic.opensea.io/ - スマートアプリ(GO Wallet運営会社)
また1月には、マイクリプトヒーローズを運営するダブルジャンプがMaticとの提携を発表しています。新しいゲームにてMaticを使う予定とのことでした。
Cryptovoxelsは自分の仮想土地を購入しギャラリーなどに活用したり、簡単なゲーム性を持たせたりできます。私の見える範囲ではクリプトアート系の活動が盛んになってきています。
OpenSeaのMatic対応マーケットについては公式の発表などはみつけることはできなかったのですが、複数のユーザーが同時に発見したようでいくつかの発見ツイートがでてきていました。まだ中の商品はなじみのないDappsのものではありますが、今後対応がふえてくるのだろうと思われます。
Polygonの用意しているL2はイーサリアムと同じものであり、dApps開発者にとっても使いやすい。また、Matic経済圏ができそうであることなどが採用の引き金となっていそうです。
スマートアプリのPolygonとの協業発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000013931.html
上記記事にも登場しています。日本でGO WALLETを運営しているスマートアプリが、Polygonとの協業を発表しました。
スマートアプリは、NFTマーケットプレイス事業にPolygonを活用していきます。その一環として今春にはアート系のマーケットプレイスの開始を予定。日本のベンダーが本格的なNFTのアート系マーケットプレースを作成するのは今回が初であると認識しています。
今回のPolygonとの協業について GOBASEプロデューサーの コウさんにPolygonをパートナーとして選定した理由を聞きました。大きく理由を3つあげてくださいました。
- 開発の容易さ。既存のETH対応のものをほぼそのまま使え開発が迅速に行える
- 高性能。トランザクションのパフォーマンスもそうですが、L2なのでETHネットワークのセキュリティも担保しつつ、ガス代が超安価。
- ゲーム マイクリプトサーガーもMaticを使うのでその点も考慮した。djt社のマイクリでの多大な実績もあり、そのチームが選択したということが大きく影響与えたのは間違いありません。 そんなタイトルが世にでるなら、国内マーケットもやらないとでしょー的な気持ちもありました。
新規のブロックチェーンと異なりこれまでの延長で開発側もユーザーも使えるメリットは大きいと思います。このあたりの手法は、BinanceがBinance Smart Chainでも取り入れ取り、イーサリアム互換としてすでに開発されたものを自社のBinance Smart Chainに取り入れて経済圏を築いています。
NBA Top Shot が2.6億円分のパックを30分で完売
https://www.neweconomy.jp/posts/89640
こちら新しい経済さんのニュースがとてもわかりやすい。前号でもとりあげましたが、モンスター級の売買量を誇るNBA TopShotが先週発売したパックが30分で完売したとのことです。30分で2.6億円の売り上げをあげました。
NBA Top Shotの特徴は、コレクションとして試合の名シーンの動画を切り取ったものをNFTコレクタブルとしてパッケージしています。これまで多くのパターンとして存在した、選手のプブロマイド写真をNFTとしてものよりも工夫がなされています。
少し話はそれますが、サッカー系のコレクタブル soranaは、カード自体は選手のブロマイドなのです。
私はあまりサッカーを見ていないのですが、サッカー好きの キヨスイさんに教えていただきました。
sorareでは、リアルの選手のゲーム結果がゲーム時のスコアに反映されるそうで、そのあたりがサッカー好きにはたまらないようです。
実際のサッカーの試合を見るときにも手持ちのカードにポイントが反映されるのでいままでよりも楽しくリアルサッカーを楽しめるようになったそうです。また引退してしまうとカードが意味なしになるとか。少し笑ってしまいました。
RaribleのDAO活動の草案が提出される
https://gov.rarible.com/t/rr-2-rarible-dao-structure-community-treasury-staking-for-voting-power/981
CryptoArtのプラットフォームのRaribleはDAO化を推進しています。先週はその活動方針の提案がなされました。DeFiを中心に定着しつつあるDAOの活動をArtの世界でも成功させられるでしょうか?
https://twitter.com/rariblecom/status/1359606294940909574?s=20
Raribleは販売者、購入者に定期的に利益の分配をすでに開始しています。私もアートを一つ購入しているのですが、気がついたらRARIを千円くらいもらっています。1万円くらいのものを買って千円のポイントが戻ってきた気分です。
コミュニティに属することによってリターンがあり、現時点ではアーティストになり出品することが自由な超オープンなマーケットです。これからの展開が楽しみです。
RARIは、この1ヶ月でおよそ9.6倍の価格になっています。クリプトアートの盛り上がりと彼らのDAO化の推進によるものなのかなと推測しています。
DapperLabが250億円超を調達
https://www.theblockcrypto.com/daily/94772/dapper-labs-nba-topshot-fundraise-250-million
CryptoKitties, NBA Top Shot FLOW経済圏を最近構築している企業 DapperLabが2.5億ドルの資金調達に成功しました。前回の資金調達額は、NBA 選手などから、1200万ドルを調達しています。
記事によると、DapperLabが総合格闘技リーグ Ultimate Fighting Championshipとライセンス契約を結んだとのこと。NBAの成功に続くのか楽しみです。
彼らのつくったCryptoKittiesはいまでこそ象徴としての猫のようなものですが、彼らがNFTで最初の成功をみせたことにより、多くのNFTを活用したプロジェクトが生まれたことはまちがえありません。そんなNFTの黎明期を支えた、組織の次なる挑戦がとても楽しみです。
この発表でさらにFLOWトークンの金額は上昇しています…
メタバース研究の記事がすばらしい
https://www.playtoearn.online/2021/02/10/data-research-land-whales-in-the-metaverse/
NFTに絡みつつ今年盛り上がると思っているセグメントがメターバースです。いま徐々に主流のメタバースの固定化が進みつつあると感じています。
Cryotovoxels, Decentraland, The Sandboxは私の考えてたメインのメタバースで、本記事でもメインとして扱われています。
CryptovoxlesはCryptoArtの展示場として育ってきています。Decentralandでは頻繁にイベントを開催していますし、いってみると簡単に人に遭遇でき、確実に人を集めることに成功。Tha Sandboxはゲーム開発環境を構築しています。ゲーム数をある程度揃えたら一般公開するよう。
それぞれ特徴をもって今後の伸びが期待されます。
この記事では、各メタバースの平均所得ブロック数や平均金額の調査結果もまとめられており傾向が把握できます。メタバース系に興味あるかたはこの記事必読です。ぜひ目をとおしてみてください。
さいごに
今週も多くのニュースがありましたね。NFTの盛り上がりはしばらく続きそうです。
NFT自体の流動化は低い。FT化による解決を求める動きもありますが、NFT自体のコレクション性(アート)やUtility性(ゲームのアイテムなどにつかえるかど)を楽しむのがNFTたるものの原点だと思います。
転売で稼ぐには個々の売買タイミングを精妙に見極めないと難しい部分もあるように感じます。ガス代が高いので少し利益で逃げるのがむずかしい。新しい世界にはわからないことも多くあります。ぜひ許容範囲でたのしんでください。
月9は、NFTオタクの方々とClubhouseでだべります。もしよかったら、遊びに来てください。
月9の過ごし方の提案
“NFT NIGHT #2「NFTの劣化性導入の1つの答え出ました議論」” with @kiyosui_goraku , @taijusanagi, @tarumi_kei, and @dapps_market. Monday, Feb 15 at 9:00 PM JST on @joinclubhouse. Join us! https://t.co/lsXA1tAU59
— haru xx (@harukatarotaro) February 13, 2021
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