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週間 NFTニュース #55 CloneX創業者の購買から始まったMade in Japan NFTフィーバー/ ICP NFTブーム / ユニバーサルミュージックNFT参入 / NFTランキング / 漫画 クリプトヘルメッツ

このメディアでは1週間のNFTの主要ニュースをピックアップ。NFTの大きな動き把握できるようにしました。本メディアは特定のNFTの購入を勧めません。紹介されたプロジェクトの安全性を保証するものではありません。投資する場合はご自身で調査を行っていただいた上で無理のない範囲での購買活動をおすすめします。

 

はじめに

まずは先週1週間の様子を見てみましょう

14 (月) Coinbase NFTのオフィシャルパートナーに doodle
14 (月) 花井祐介氏がNFTリリース 大ヒット!@fwenclub
15 (火) 日本発のNFTが大フィーバー!CloneXの創業者の購入がきっかけに
15 (火) Animoca Brands 日本法人設立!
16 (水) 「トモ コイズミ」がデジタルドレスをCoinCheck NFTにて発売決定
16 (水) スヌープ・ドッグ NFTレコード事業に参入!Galaとも提携
16 (水) ニューヨーク証券取引所がNFT取引事業に参入の動き見せる
17 (木) 徳川家がメタバース事業参入 江戸バースが来るか!
18 (金) NBA TopShotがオークション5年間のAll Star GameのVIP権利+その他
18 (金) ユニバーサルミュージックがNFT参入
19 (土)
20 (日) OpenSeaのコントラクトマイグレーション騒動。フィッシングの可能性と運営が表明

 

CloneX創業者の購買から始まったMade in Japan NFTフィーバー

今週のNFTランキングは大きく変わりそうです。

先週急に多くのNFTコレクタブルに買いがあつまりました。これはCloneXの創業者Benit0が日本発のNFTを購入し、作品への言及を行ったためです。この購入に関しては国内のNFTインフルエンサーの影響も大きく、海外のインフルエンサーと国内インフルエンサーのつながりが生んだ現象であると思います

下記の出来事が1週間で起こりました

  • 日本のインフルエンサーさんが作品に言及
  • CloneXの創業者さんが購入し言及
  • さらに日本のコレクションを日本のインフルエンサーさんの助言で購入
  • 日本のアーティストを応援するメッセージを日本語で発信(フランスの方ですが)

5, 特に kawaii Skullには強いメッセージングを。あっという間にコレクションが高騰
6, Benti0さんに関わる2次創作でアピール合戦
7, 元のモチーフが村上隆さんの作品も含むため著作権的な点で Benti0さん悩む
8, 著作権問題ないものをカラスでぜひぜひ2次創作をと呼びかけ

これまでも海外コレクターによる日本の作品の購入はありました。2021年10月にあった既存アニメ系アーティストのFoundationでの盛り上がりも多くの海外コレクターの入札によるものでした。参考資料(日本の大物イラストレータがFoundationで続々とデビュー)

今回のように短期間でコレクションが一気に注目されたのは面白い。複数のコレクターさんのステージが上がったように見えますし、海外へのプレゼンスも得たのだと思います。

参考:

記事を校正していたら、Keigo Inoueさんの作品を彼はFoundationで 11.33ETHで落札。彼の活動は続きますね!

 

ICP NFTにもブームがやってきた?

みてください。墓石には現世の通貨やトークンの名前やサービスが刻まれています。その栄養を吸い上げたBTCの花が大輪を咲かせせているという構図です。

私は以前からICP NFT沼に入っています。ポジション所有者の執筆記事であることを留意して読んでいってください。ファイナンシャルアドバイスではありません。

ICPは、Dfinity財団が展開するブロックチェーンの技術を用いた分散コンピューティングで、BTCやEthereumよりも汎用的なコンピューティングに使えることが特徴です。たとえば、Ethereumではブラウザでみるフロントエンドはブロックチェーンに載せることは、(ほぼ)不可能ですが、ICPはフロントエンドを含め全部コンピューティングできます。

そんなICPにもNFTが存在していました。2021年10月あたりが黎明期です。以前の号で始まったばかりのコレクタブルについて紹介しています。(Dfinity ICPのNFT)

今回のICP NFTへの注目を集めたきっかけは BCT Flowerと呼ばれるコレクタブルです。このコレクタブルがフロアをこの1週間で2倍以上あげました。それに連動するようにICPの他のコレクタブルにも注目が集まったという構図がみえてきます。

BTC Flowerの解説はこの記事が秀逸です(【注目】BTC Flowerとは?ICPのNFTがアツい!【徹底解説】(Watcher Blog)

BTC生誕の年である数字2009個のみリリースされたBTC Flowerはリリース前からその造形のレベルの高さとコンセプトで多くのICPマニア(このころはICPマニアしか多分知らなかった)から多くの注目を集めていました。実はこの作品の作者自体が著名なアーティストであり、もうしわけないが、これまでICPでリリースされている、画像で勝負せずコンセプトで勝負する技術よりコレクタブルとは一線を画していました。

 

そしてごぼうぬき…

 

上記は1週間前なので120ICPまでのグラフですがここからさらに執筆時は385ICPとなっています。1ICP 2000円ですので、 1万円 が 76万円になったというわけです。

実はリリース前後にコミュニティでこの作品を作った方のファンに Paris Hiltonさんもいらっしゃるので彼女がBTC Flowerを買うのではないかという憶測もでていました。実際購入されたのか?少なくとも購入声明はありませんでした。

さらに高騰の理由としてあげられるのは BTC Flowerの所有者にはETH Flowerが配布されるとのこと。パブリックセールスをするはずだったのですが、作者の気持ちでETH生誕の2015本だけ作って、それはBTC Flowerの所有者に配布。残り6本の配布方法は未定

これでもEthereumのNFTの高額商品と比べれば購入しやすい金額です。ICPがまだまだマイナーであることにも起因をしていそうです。BTC FlowerほどのこだわりとメッセージングをもつNFTは少ないだろうなと感じます。(100本買っておけばよかった…)

 

ユニバーサルミュージックがCurioとNFTに参入

UNIVERSAL MUSIC GROUP PARTNERS WITH CURIO TO DEVELOP NFT FAN COLLECTIONS FOR ITS RECORD LABELS AND ARTISTS
上記は世界3大レーベルに数えられるユニバーサルミュージックの公式記事となります。今回、ユニバーサルミュージックはNFTの展開のために、Curio とパートナーシップを組みました。私はこれまでCurioを聞いたことありませんでした。

記事内のCurioの説明に共同創業者は元ユニバーサルミュージックの方であるということが明記されていました。

共同創設者兼共同CEOのBenArnonは、以前はUniversal MusicGroupで働いていました。ベテランの音楽マネージャーであるDanDymtrowは、Curioの音楽およびインフルエンサーNFTグローバルパートナーシップの責任者を務めています。ウィリアムモリスエンデバーの元グローバル音楽責任者であるマークガイガーは、キュリオの投資家および顧問を務めています。

またトップメンバーも音楽関連の職についていたことがあり、ユニバーサルミュージックにとっては慣習を知る最適なパートナだったことが想像されます。もちろん実力も買われているのでしょう。

ユニバーサルミュージックは世界3大レーベルと記載しました。世界の30%を占めるパワーをもっていてこれまでのNFTミュージックの活動にも大きな影響を与えるであろうことが想像されます。

  • ユニバーサルミュージック          34.3%
  • ソニーミュージックエンターテイメント              34%
  • ワーナーミュージック                                              17.3%

参照: https://deallab.info/music/

NNFTプラットフォームがここ半年でとても増えています。まだ覇権を取ったといえるようなプラットフォームはありません。しばらく落ち着かないでしょうが、音楽とNFTは相性がよいとずっと言われています。今後に注目していきたいですね。

 

miinのひとりごと NFTランキング

 #NFTランキング(条件:日本発NFTクリエイター/ゲーム除く)
OpenSea版:http://bit.ly/30taOA0
Foundation版:https://bit.ly/3tyFlsi
スマホアプリ:https://jp-nft-ranking.glideapp.io


■OpenSea

今回の週間NFTニュース冒頭にもあった「CloneX創業者の購買から始まったMade in Japan NFTフィーバー」ランキングにも大きな影響がありました。

 

3位 PeopleInThePlaceTheyLove (791ETH)

アーティスト花井祐介氏 による1000体のNFTコレクション。香港拠点の会社が運営する「FWENCLUB」によるプロデュースでした。国内外のセレブにもオリジナルのアバターが事前にプレゼントされており、自分のアバターがSNSに投稿されていました。


前澤友作氏

堀米雄斗氏(スケートボーダー)

Verbal氏

清永浩文 (SOPH.代表)

黒木啓司 氏(EXILE)
関口メンディ氏・佐野玲於氏 (GENERATIONS)

第2弾も年内販売予定 。


参照: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000055052.html

4位 KawaiiSkull (674ETH)

1人のアーティストが4ヶ月かけて10,000点のNFTを制作したKawaiiSkull。Benit0氏のツイートをきっかけに、海外コレクターがおしよせました。ツイートから24時間で約8,800体の一次流通が完売。ホルダー数も500人程度から4000人超、discordも活気づきコミニュティが形成されつつあります。

https://twitter.com/benitopagotto/status/1493237744302239751?s=20&t=Dk1cQssfqxd81EUbUUEBqQ

 

全体的な数字にも大きな取引量となっています。

OpenSea合計の総取引量 

今週   2100ETH
先週        242ETH

 

一方、Foundationにも注目すべき出来事が。

さいとうなおき氏の1点ものオークションが25ETHと自身最高額で落札されました。

参照: https://foundation.app/@NaokiSaito?tab=created

購入したのは海外コレクターの @ChipNFT 氏。

ツイートでは「さいとうなおき氏が、多くの素晴らしいイラストレーターにNFTの世界を紹介してくれた。イラストレーターが生計を立てながら自由に絵を描くことができるようにしてくれたことに感謝します💖」とのメッセージもありました。

https://twitter.com/ChipNFT/status/1494556071276564483?s=20&t=m0rCEgzp-THxVAPU1_fXOQ

 

漫画 クリプトヘルメッツ

by Sai

日本では愛を込めてベントーさんとよばれているCloneXの方はこの1週間で一気に有名になりました。もちろん彼にピックアップされたアーティストは異次元の経験でしたでしょう。彼の功績は今回のことで在野に埋まっている日本アーティストがいることを世界に知らしめたことではないでしょうか。日本のアーティストパワーが世界に飛び出しますね。

 

さいごに

創刊は2021年2月8日。もう1年も毎週休むことなく執筆してきたことになります。これまで購読本当にありがとうございました。NFTも世界が変わりましたね。創刊当初はニュースがないか一生懸命探す感じでした。最近はどのNFTニュースに言及するべきか選ぶ作業です。贅沢な時代ですね。NFTさんがここまですごいとは思いませんでしたわ!

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