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週間 NFTニュース #17 2021/05/31

NFTによって現実世界との接続がリアルになってきました。このニュースでは1週間に起こったことをぎゅっとつめて、NFT関連ニュースをパパッと把握できるようにしました。

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本記事では特定のNFTの購入を勧めません。紹介されたプロジェクトの安全性を保証するものではありません。スキャムとわかるものは言及しないようにしていきますが、プロジェクトの成功の可否や運営の失敗交代などで、スキャム化する可能性があります。投資するタイミングで、ご自身で調査いただき無理のない範囲での活動をおすすめします

 

NFT Sales

ライゾマのNFT販売が今週も行われました。1作品はkizunaNFTチャリティープロジェクトに売上が寄贈される予定でしたが…


参照: https://nft.rhizomatiks.com/items/60UNNFkdkROAnYVPWt9G

ライゾマックスが自社サイトでNFTの作品販売を、5月29日の21時終了で5個の作品が販売されました。これまでも数度同様なNFT販売を行ってきましたが、今回は1作品を、 kizunaNFTのチャリティー対象として提供しています。kizunaNFTチャリティープロジェクトは、著名人のデジタルアート作品の所有権を販売し、その収益を寄付活動に回すNFTチャリティーです。

当日は、Club Houseにて ライゾマの真鍋さんとKizuna NFTの藤本さんがオークションの終了を見守っていました。しかしながら、スマートコントラクトを用いた入札トラブルがあり一旦再延長になってしまいました。トラブルのあった作品は運営が一旦買取を行いその場は終了しました。

入札ができない人が何人もおりライゾマの真鍋さんにも問い合わせが多くはいったとのことです。原因はMetamaskの初期設定のガス代が適正でないレンジであるためである可能性が高く、一旦入札をキャンセルして行う必要があったようです。

今回の問題に対してサイトの開発会社の方からのコメントがありました。こちらのツイートのスレッドを参照ください。スマートコントラクトがうまくいかない場合の対処法の紹介もあります。

皆さんもうまくスマートコントラクトが通らない時は一旦キャンセルをして入札をし直すことで成功する場合があります。がスマートコントラクトに慣れていないと、なかなか難しいことではあることを感じています。

スマートコントラクトによる入札はブロックチェーンに記録が残り大きな透明性を確保できますが、一方でブロックチェーンの処理速度の限界がネックになってきます。NFTとオークションは切り離せないものです。オークションにおけるスマートコントラクトの対応問題に技術での対策が望まれますね。どうしたらいいのかな。

書道家 武田双雲がNFTを発売!SCAM退散!

参照: https://crypto.souun.net/ja

書道家の武田双雲が自信初の書のNFTをオークション発売することを発表しました。書に書かれる文字は、「SCAM退散」「GOX平癒」の2つの言葉であり、完全にクリプト民をターゲットとした言葉を創造されています。NFTは1点ずつでOpenSeaでの販売を6月2日から6月4日の日程で行われます。

武田双雲先生のNFTへの思いはClub Houseでお聞きしたことがあります。早々にNFTを出すことをTwitterなどでもお話されており、楽しみでした。オークションの行方はどうなるでしょう。入札にも挑戦したいと思っています。

https://crypto.souun.net/ja

人気YouTuberさなゑちゃんの即興ピアノライブのアーカイブ視聴権をNFTとして1枚限定で発行

参照: https://musicnft.herokuapp.com/live#how-to-purchase

日本初の取り組みとして本日24時より人気YouTuberのさなゑちゃんによる即興演奏ライブのアーカイブ視聴権NFTを1個限定オークション形式で発売します。落札者はYouTubeライブのアーカイブ視聴権を手に入れることができます。

視聴権のNFT化であり、メタマスクを鍵として特設のライブアーカイブにアクセスできる仕組みのようです。堪能したら2次流通に回し、他の方が楽しめるようになりまさにNFTはデジタルメディアの再販を可能にした形になります。

さなゑちゃんですが、13万人のフォロワーを抱える人気YouTuberでストリートピアノの作品を多くだしています。

https://musicnft.herokuapp.com/live#how-to-purchase

Binance NFT のオープン日時の決定と初販売作品の発表。クリエーターからの応募も開始

6月24日に Binance NFT がオープンします。また最初に並ぶNFT商品に関する発表もありました。Lewis Capaldi (シンガーソングライター)、Trevor Jones(ビジュアルアーティスト)、Michael Owen(プロサッカー選手)、Alphonso Davies(プロサッカー選手)、およびeStarPro(eスポーツチーム)の作品となります。また同時にクリエーターからの応募も集めています。

取引所最大手Binanceが自社によるNFTマーケット運営に乗り出しました。初期販売での手数料を1%にするなど思い切った金額設定も魅力的です。強いネットワークで今後も面白いIPを集めていくのでしょう。対応するチェーンがわかりません。このあたりも楽しみです。BSCとETHあたりへの対応をすると思うのですが、さてどうなるでしょう。

Binance NFT Marketplace Creators Revealed: What You Can Expect On Launch Day

Binanceが世界で初めてメジャースポーツチームのNFTイベントチケットを販売することを発表

ウクライナナンバー1のサッカーチーム FCディナモ・キエフの2021年のシーズンのチケットをNFT販売することが決まりました。この販売はBinance NFTマーケットプレースのみで販売されます。チケットはMoonWalkにて使用できます。

サッカーというメジャースポーツのチケットをBinance NFTマーケットで独占的に扱うというのはとても大きなニュースです。NFTのユースケースとして昔から言われていたが、大型商業イベントでは事例がありませんでした。

ただチケットを置き換えるだけでなく、デジタル化されたチケットを中心としたリワードやエアドロップなどのデジタルならではの仕掛けも考えている様です。サッカービジネスに一石を投じる活動となるでしょう。BinanceのNFTビジネスの仕掛けが多彩になりそうでその点にも注目しています。

 

NFT Event

Non-Fungible Tokyo 2021が6月10日から開催予定。申し込み開始

参照: https://nonfungible.tokyo/ja/

日本最大のNFTイベント Non-Fungible Tokyoが6月10日あら開催されます。国内外から54人のスピーカーが参加します。参加者は無料で参加できます。

クリプトのイベントであれば50人のスピーカーは普通でしょう。でも今回のこのイベントはNFTだけのトピックスで行われるイベント2日間のイベントです。2021年のNFTの盛り上がりが実現させた規模の拡大ですね。無料ですし皆さんも登録しましょう。

 

NFT Platform

Tezosの音楽NFTプラットフォーム OneOfが$65M(70億円)の資金調達

音楽のNFTプラットフォームOneOfは環境に配慮した市場をつくるという使命を果たすために$65M(70億円)の資金調達をしました。Tezos上にプラットフォームは6月にローンチされます。最初のコレクションには、故ホイットニー ヒューストン、ドージャ キャット、クインシー ジョーンズ、ジェイコブ コリアー、ジー イージーの音楽が含まれます。支払いは仮想通貨だけでなくクレジットカードにも対応します。

A Green NFT Platformと銘うっています。投資家には環境活動家の方も含まれており、今年になり激しくなってきたエコなブロックチェーンというムーブメントの1つと思われます。多くの大替えのチェーンが浮かびでてきましたが、Tezosもそのレースに加わった感じになってきています。しばらくはこういったアプローチが増えていく様な気がします。イーサリアムクローンではないマーケットにもNFTのプラットフォームは対応する必要が出てくるでしょう。

NFTファンドのBlackPoolがオープン

BlackPoolはNFTを主たる投資先としてファンドを形成するプロジェクトです。BlackPoolは、NFTの売買だけでなく多彩な方法で利益を得ることを表明しています。

初期投資先

  • SORARE
  • AXIE
  • COMETH
  • GUILD OF GUARDIANS
  • HASHMASKS
  • COLLECTIBLES(3LAUなど)

戦略例

  • プライマリーマーケットとセカンダリーマーケット間の裁定取引
  • 資産の貸し出し
  • ニュースに基づく資産の売買
  • 価値が上がる資産を早期に購入する
  • ゲーム内競争

ブロックチェーンゲームのプレイヤーはNFTの売買以外の方法で利益を得ていることはご存知でしょうか。これまでもNFTを活用したIndexは存在したが、NFTの持つ多彩な側面を生かすユニークな側面は面白い。戦略家の腕にかかってくる部分も多いだろうからDAOにいかに有能な人材を惹きつけることがキーになるかもしれない。

https://blackpool.medium.com/

Amonicaが3社共同でHederaを用いた基盤でサッカーゲーム開発を行うことを発表

Animoca Brands と Hedera が Helix Warp と NFT ベースのサッカー ゲームを発表しました。Animocaブランドが買収を通じて発表したヘリックスアクセラレータ、それはとの契約を締結したヘデラHashgraph の分散台帳ベースのゲームのプロジェクトを開発しました。

Hederaは馴染みのない方が多いでしょう。実はブロックチェーンではない方法で分散台帳を作る技術です。Animocaはすでにいろいろチェーンに手をだしていますが、さらにHederaをゲームに持ち込んで来たのは興味深いです。

その他のニュースをメディアから


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編集後記

ニュースにも登場しているTezosのNFTマーケットで少し遊んでみました。まだまだ黎明期のため使い勝手もよくありませんが、比較的価格が安く、Ethereumで支払う1回のガス代程度の金額で複数個のNFTを購入することが可能です。チェーンの分散化が進み、NFTもいろいろなチェーンに点在するようになってきました。NFTの世界が、来年の今頃はどうなっていくのか分かりませんが、この混沌とした時代を楽しみたいと思っています。

 

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