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週間 NFTニュース #10 2021/04/12

NFTによって現実世界との接続がリアルになってきました。黎明期の高速な変化には置いていかれがちです。このニュースでは1週間に起こったことをぎゅっとつめて、NFT関連で、何が起こったのかパパッと把握できる様にしました。

こちらのツイッターアカウントで、リアルタイムでの情報発信もしています。よろしければフォローください。

本記事では特定のNFTの購入を勧めません。紹介されたプロジェクトの安全性を保証するものではありません。スキャムとわかるものは言及しないようにしていきますが、プロジェクトの成功の可否や運営の失敗交代などで、スキャム化する可能性があります。投資するタイミングで、ご自身で調査いただき無理のない範囲での活動をおすすめします。

ZeddがNFTの作品をリリース

世界トップクラスのDJ/プロデューサーのZeddがNifty GatewayでNFTをリリースしました。リリースしたNFTは6種類で、もちろん全て完売しました。

https://niftygateway.com/profile/zedd

ZeddのNFTリリースは音楽ファンをおおいに沸かせました。私の周りにも購入された方が多数現れていました。先週に引き続き世界トップの方のNFTリリースが続いています。

今回のNifty Gatewayのオークションの巧みさに驚きました。少し紹介しましょう。

複数の手法を組み合わせて販売は開始されました

  • INVALIDITY(1分限定) $999
  • MPACT(5分限定) $499
  • DISCREET(20)// (Silent Auction) ⇨ $5,555 – $15,088
  • RESTED(10)// (Silent Auction) ⇨ $ $7,888 – $17,500
  • RITUAL(200) $999
  • DIORAMA(1) (Open Auction) -> $121,212

 

この複雑な構成を販売開始まで知らされていませんでした。そこに3種類の購買方法で商品が時間差で投入されました。

時間限定の定価販売は1分間、5分間の時間限定です。短時間に判断しなくてはいけません。これは焦ります。事前情報がなく突然の判断を迫られます

サイレントオークションは相手の入札額はみえずに決定されその結果をみても100万円以上の差が同じものを購入するのに結果が別れています。$1000入札してみました。みえないだけにワンチャンあるかもと思わせてくれます。

公開オークション
で1点ものの作品も出品されました。参加せずとも高額の入札を競っている様子を楽しめます。高額の落札額は出品者の栄誉を守ります。

よく考えられた出品戦略を感じました。もちろん仕組み上すぐには真似できないところもありますが、今後出品を考えている方は参考になるのではないでしょうか?

ただ、多用しすぎると商売っけが出過ぎてしまい裏目にでるかもしれません。IPに応じた適度な遊び心と感じるレベルで要素をいれていくのが良いのではないでしょうか。

村上隆のNFTArtのオークションが開始される予定が、突然キャンセルに

先日もニュースにした村上隆さんの Murakami.FlowersのNFTオークションがとうとう開始されました。

もともと、108個がOpenSeaに並んだらスタートするということになっていましたが、スタートは驚くべき手法できました。108個をまとめたNFTを出品し、そのNFTを落札した人は既存の108個のNFTの権利を手にすることができます。まとめ販売です。

また、オークションとは別に、このデザインにてグッズの作成やリアルアートの発売も計画していました。このニュース執筆時の入札価格は 15ETH(およそ600万円)です。4/12 12:00AMに終了予定でした。

 

が…

 

4/11の朝に販売の停止が宣言されました。NFTの扱い方について再検討をしていくとのことです。

Instagramにてその理由が述べられていました

当初は「まずはやってみよう」の精神で、手探りの状態で作品の準備からNFTマーケットプレイスへのエントリーまで進めました。大変スピーディーに準備が出来たと考えています。
一方で、様々なコレクター様や専門家様、有識者様からの貴重なご意見やアドバイスなども頂戴し、私と担当チームは議論や認識を深めました。
NFTの長所を生かし、コレクター/オーナーの皆様の利便性、作品所有の満足度や安心感を最大化するためには「作品のコンセプトを踏まえ、ERC721や1155のメリットとデメリットを考慮した選択」「独自のスマートコントラクトの要否」「独自ストアフロント構築の要否」「IPFSの要否」その他、さまざまなテーマに対して慎重な検討と議論を重ねて、より最適な形式でNFTをご提供して行くのが良いだろうと考えました。

参照:https://www.instagram.com/p/CNgMbgLlJXX/

村上隆さんは、商品の説明欄でNFTへの熱い思いを語っておられました。NFTへの失望ではなく、よりよいコレクターへの提供の仕方について悩まれたのだと推測します。

上記の引用をみると、村上さんは現在、NFTの多くのポイントについて理解されておられるます。販売の過程で段々と現在の販売手法で良いのだろうかと思われたのでしょうか。

今回の出品は、OpenSeaの共有コントラクトでおこなっていた様ですので、この機会に村上さんのNFTは、独自コントラクトを用いて作成されることをおすすめしたい。再開を楽しみにしています。

GUCCIなどのラグジュアリーブランドが、NFTの商品の準備をすすめているらしい

 

ファッションマガジンの最高峰のヴォーグのサイトの記事にてGUCCIを初めとする、ラグジュアリーブランドがNFTの商品の用意をすすめていることを明らかにした。また、ラグジュアリーブランドを擁することのできるプラットフォームも同時に紹介している。そのプラットフォームはFLOWを用いている。ただし、記事では明確に2つの事象をつなげていません。

https://www.voguebusiness.com/technology/luxury-fashion-brands-poised-to-join-the-nft-party

商品をGIFにしただけのNFTは、彼らのメイン顧客である、富裕層の心を掴まないというセリフから始まる。ラグジュアリーブランドを愛する顧客を掴む施策をブランドは考えラウンチすることを目指しているようです。

NFTで新デザインを発売しその人気をみながらリアルな商品へのフィードバックも、施策の一つとしてかんがえられているようです。ラグジュアリーブランドもNFTのブームを見逃すことはできず、デジタル分野での収入の増加を図る次の1手をうっていくのでしょう。

日本の大手が続々参入 Line、GMOがNFTプラットフォーム事業への参入表明

NFTのプラットフォームへの参入が続いている。先週は大手企業のLine, GMOの参入が発表された。既存大企業の参入はこれで メルカリ、 Line、 GMOとなった。

https://coinpost.jp/amp/?p=234999
https://twitter.com/linebc_japan/status/1379607509984415748

更なる過当競争が想定される。今後も増えていく参入によって新しい風景はみえるだろうか。Lineは、独自ブロックチェーンを持っています。他のプラットフォームとはまた違う形の参入になっていきます。

double jump.tokyo がNFT事業の支援サービスを開始

double jump.tokyo は、BCG(ブロックチェーンゲーム)の日本最大手として活躍してきた。今回、自社のゲームではなく、NFTPLUSの名称でNFT事業の支援事業を開始する

1.NFTプロデュース事業
コンテンツホルダーの実現したいニーズにあわせ、NFT発行・販売の戦略策定、コンセプト設計、UI/UXデザイン、開発やさらには採用するブロックチェーン選定やNFT特有の法務、税務までをワンストップで提供。

2.NFT発行販売サポート事業
NFTプロデュースを実施する上で必要な、NFT発行・販売の要素をフレームワークとして活用し、顧客ニーズに合わせた最適なソリューションを提供いたします。
二次流通収益分配処理や上場企業の会計処理に対応できる売上集計や、独自コントラクトの発行も支援いたします。

参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000034671.html

これまでの経験を活かし、企業向けのNFTのプロデュース並びにNFT発行、販売の販売支援する構成となっている。先日は、スクエア・エニックスのもつIP資産のNFT化の支援を発表したが、今回は事業として、見えるメニューを提示し希望する顧客への支援を積極的にとっていく姿勢がうかがえる。

事業セグメントの1は、どう売っていくかをサポートすること。現時点でNFTを売るのはこれまでの商品を売ることに比べてプロモーションの障壁が高い。売り場は世界になってもどうやって、お客に周知させるかはこれまでの手法とはかけ離れている。double.jump tokyoの企画のサポートを得られるのは大きい。
事業セグメント2は、NFTの技術、法的、慣習に対するインフラ的な側面だ。とくに法的側面を含め、これまでのITでは歯が立たないところも多い。この点のサポートもメニューかされているのは心強い。

個人的に、double jumpは人材の層が厚く企画力も高いところは評価していきたい。また、プロデュースをサポートしてくれるブロックチェーン企業の選択肢は少ない。そういうことです。

CryptoGames社がNFTのワンストッププラットフォームを発表

CryptoGames社も新しいメニューを出してきた。企業がNFTの要素を自社ニトリ入れる時のプラットフォームの提供である。これまで培ってきた経験を形にして必要な企業をサポートする。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000041264.html

CryptoGames社が簡単にカスタマイズNFTショップを構築できる「NFTStudio OEM」の提供を開始。マルチチェーン対応やクレカ決済、ゲームでも使えるNFT化にも対応

上記のdouble jump.tokyoの事業とかぶるところも多くあると感じるが、これまでの関係をみていくとそれぞれクライアントをかかえながら、足りないパーツはお互い補完し合う形で進んでいくと思われる。MCHマフィアの勢いは止まらない。

日本初の大型 NFTアートの展示会 Crypto Art Fes(CAF)が始まる

コミュニティー手動のNFTアートをVR空間に展示する展示会が4月10日から4月18日までの日程で開催予定です。これは日本初の本格的なNFTアートの展示会となります。90名を超えるアーティストとコレクターが、作品をVR空間に展示している。

https://conata.world/caf

作品点数が多く壮観な風景がそこには広がっていました。作品を一覧でみることはできず、リアルの美術館のように歩きながらみていくのがまたいい。ブラウザに表示されたNFTArtとは一線を画する表現となっています。ぜひ一度体験してください。

Christie’sが CryptoPunksのオークションを5月に計画している

ChristiesはNFT作品として高額取引をされている、コレクタブル作品のCryptoPunksを出品することを表明した。今回、出品されるものは価値が高いとされるものが厳選されている。特にエイリアンと呼ばれる種類は高額で取引がされており、3月にも $7.5M(8億円)の金額で取引されている。

10 things to know about CryptoPunks, the original NFTs by Christie’s

Beepleの作品でNFT販売を3月に成功させたChristie’sがNFT界隈ではメジャーなCryptoPunksを持ってきたことはとても面白い。CryptoPunksは、NFTではトップのコレクタブルであるので、その存在がNFTの馴染みのない方に知られる良い機会ですね。クリスティーズ自身による説明も簡潔ながら、CryptoPunksの芯をついた説明だと私は感じました。ご一読いただくとよりオークションが楽しめます。

サザビーズが初のNFT販売を開始

サザビーズが主体となって、Pak氏のNFTの販売を開始します。今回の販売ではNifty Gatewayを使って販売を行なっていきます。販売に趣向が凝らされており、購入者は多彩な楽しみを経験することができます。

1)Open Editions/Complexity/The Cube
販売期間中にコレクターはNifty Gatewayで、Fungible Collectionと命名された、Cubeを$500で購入することができます。1番多くのCubeを所有した人にオリジナルのNFTが追加で提供されます。またトップ100の所有者にもオリジナルなNFTが配布されます。

2)Equilibrium
条件を満たした人に与えられるNFTです

Cryptographer(#1 of 4)パズルを解いた人には、4つの平衡NFTのうちの1つが与えられます。パックのパズルについては、こちらをご覧ください

The Hunter(#2 of 4) Pakの芸術作品を最初の市場から流通市場で最も高い金額で取得したコレクターは、4つの平衡NFTのうちの1つを受け取ります。

The Influencer(#3/4):#PakWasHere のハッシュタグで最大のオーディエンスを獲得した参加者に送られるNFTです。

The Oracle(#4/4) 4月12日から始まるオークションの前に、コレクション全体の総売上高を最も正確に見積もった人が獲得できるNFTです。

3) The Builder
Pak氏が選ぶ、NFTアートへの貢献した方に送られるリワードNFTとなります。

4)The Switch
1点物の作品です。こちらは通常のオークションが行われます。

The Fungible Collection by Sothebys

サザビーズは、多彩な要素を詰め込んだオークションイベントを開催することになりました。1点もののオークションもしっかりと設置されているため、高額オークションの醍醐味も味わいつつ、$500さえあれば、普通の人も参加できるイベントとなります。落札金額予想もぜひ参加してみたいですね。

ライゾマティックスが独自のNFTプラットフォーム、「CryptoArt-Experiment」(β版)をスタート

デジタルアーティストの先頭を走るライゾマティックスが独自のNFTプラットフォームを開設しました。以前よりライゾマのチームは暗号資産やNFTへの関心をラジオやインターネットの放送でおおやけいに公言していました。

今回のプラットフォームで、NFTとcryptoartの世界で起きていること、そしてさまざまな問題を可視化し、多様な視点から議論のきっかけを創出していくことを目的としているとのことです。

ブロックチェーン側はKYUZAN が担当している。

https://rhizomatiks.com/release/2021/04/05/cryptoart-experiment/

深い哲学をもってデジタルアートを推進しているライゾマが独自のプラットフォームを作成したことはとても興味深い。海外の例でいえば、音楽のオークションで10億円を超える結果を出した 3LAU(ブラウ)も、独自のプラットフォームでのNFTオークションを開催しました。今後、ブランド力、集客力のある大型アーティストは独自の世界観の表現や販売方法などを行うために独自のプラットフォームを用意する例も増えてくるでしょう。

海外の例では、3LAUはOrigin Protocolと組んでオークションサイトを立ち上げました。OriginはDshopというブランドのサービスで簡単にクリプト支払いのできるサイトを立ち上げるShopifyのようなサービスを先んじてリリースしています。今後の分散型の販売形式を見据えています。日本でも、CryptoGames社の新サービスは、独自プラットフォーム支援を目指しているサービスでしょう。

 

波多野結衣さんが写真のNFTを発売へ

 

中華圏、日本で人気のセクシー女優の波多野結衣さんが、NFTを活用した写真の販売を行うことを発表しました。技術的にはBSC(Binance Smart Chain)上で展開することも決定しています。

波多野さんは中華圏にも多くのファンを擁しており、NFTの写真販売は中華圏ならびに男性諸君に大きな衝撃を与えることでしょう。BSC経済圏の一つアイテムとして注目を集めそうです。
ツイッターでもこのニュースは大きな衝撃を与えた。過去よりセクシー系のコンテンツが各種フォーマットの経済規模の拡大をはたしてきたことは歴史を鑑みても間違えがないことです。
これまでもセクシャルなテーストをいれたNFTのプロジェクトはありましたが、大物のセクシー女優の登場は一段とNFTの世界を広げることになるでしょう。

 


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編集後記

3月の前半にくらべて段々とNFT熱が収まってきた様に感じます。NBA TopShotも売り切れは続きつつも、転売価格の下落が進んでいます。また、超高額商品の販売のニュースも一旦収まった様に感じます。

しかしながら、ビジネスサイドは、新しいサービスの提供や、ファッションなどの新しい切り口でのプラットフォームの準備、さらにはオークションハウスのNFTの継続的な取り扱いと、淡々と次の波に向けた準備を勧めている感があります。

まだまだ購入者側がついてきていない感も否めません。MetaMaskは多くの人類には難しすぎると常々おもっていました。カード払いのクリプトのサービスも増えてきています。今後は、どこまで非クリプトな方を開拓していくかがキーとなるでそう。

さてNFT NIGHTですが、週間NFTニュースと同じく第10回を迎えます。これでシーズン1を終了し一旦区切りをつけます。来週以降の開催は未定となります。もしよければ、シーズン1最終回遊びにきてください。

https://www.joinclubhouse.com/event/PDOogYvr


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